おんばしら

御柱ー7年毎の諏訪の大祭ー

4月初めからスタートした諏訪の御柱祭。子供の頃、父のキヤリを聞いた記憶がはっきりと残っている。

5月14日~16日

 樹齢150年を優に超える選ばれたモミの大木16本を山中から切り出し、御柱とする。
里に曳き出され、7年毎の寅と申の年に諏訪大社の社殿の四隅に建てる。

 宝殿の造り替え、そして御柱を選び、山から曳き、境内に建てる一連の行事を「御柱祭」と呼び、 諏訪地方の6市町村の氏子たちがこぞって参加して行われる。

正式名称は「式年造営御柱大祭」とのこと。

悲しいのは、昨年12月に亡くなった兄。一緒にこの時を迎えることが出来なかった。

実母に似た純粋な兄だった。実母は、私が5歳の時、駄菓子屋の店先で、脳出血で倒れ、植物状態になり、私が8歳の時、他界した。そんな実母の面影をしっかりと引いていた兄。人を押しのけ、また踏みつけてて上がっていくことが出来なかった兄。苦悩を一身に背負い、犠牲的な人生を終えた。

◆諏訪大社下社秋宮

0コメント

  • 1000 / 1000